木瓜紋の分布
木瓜紋は古代豪族の日下部氏、紀氏、伴氏の後裔を称する家が用いた。木瓜紋の多い県を見ると、兵庫北部の但馬は日下部氏の本拠でありおおいに繁栄したところ、福井県の朝倉氏も日下部氏の一族であった。滋賀県は近江伴氏が栄えたところで、戦国時代に活躍した滝川一益や山岡道阿弥らもその一族で木瓜紋を用いている。 一方、東北の青森山形は藤原南家流の工藤氏・曽我氏らが広まったところで、工藤氏らは「庵に木瓜」紋を用いた。
・藤 紋の分布
・木瓜紋の分布
・酢漿草紋の分布
・鷹の羽紋の分布
・桐 紋の分布
[資料:姓氏紋章お国めぐり(丹羽基二氏著/秋田書店刊)]
● 家紋の分布