篠山の山城を探索する-今福


今福城址



西方から城址を見る



開発で削られた南端部 ・ 城址に踏み込む ・ 主郭の切岸 ・ 主郭北端の堀切



主郭下の曲輪と土塁 ・ 曲輪の土塁 ・ 城址北側の切通しは堀切か?


 
大野城東方、盃山の尾根が今福集落に延びきった尾根先端に今福城址がある。規模を見る限り城というより館で、 今福・野尻一帯を支配下においていた畑氏が天文年間に築いたものという。
畑氏といえば、八百里城に拠った畑氏が知られるが、今福畑氏は野尻畑氏とよばれて別流であった。館跡は南面が建売住宅の建築にともなって削られているが、曲輪・堀切など縄張りがよく保存されている。 しかし、藪と雑木が生い茂り、あと何年かすれば城址を探索するのは困難になりそうだ。
・登城:2009年1月4日