戦国城址を歩く
・2007年1月20日→6月→2008年10月
県道77号線より城址を見る
大山城址を訪ねる
大山城は、承久の乱(1221)における功で丹波国多紀郡大山荘の地頭に補任された中澤氏が築いた城で、中世の丹波を語る遺跡として貴重なものである。大山荘をめぐる荘園領主東寺と地頭中沢氏との争論は、わが国に荘園史上でも著明な事件である。
大山川の絶壁を要害として築かれた城址には、曲輪・土塁・空堀が点在している。城址からは篠山方面が遠望でき、明智軍を迎え撃った当時を彷佛できる城跡だ。(六月はじめに再訪)【右端:大山城縄張図】