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・神事に関わると思われる境内の飾り物 田楽奉納が行われる長床
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「カエル踊り」と呼ばれるのは、「カエロ、カエロ」といって飛びかわることからとも、住吉神社の森が蛙の
蹲っている姿に似ていることで「蛙の宮」と呼ばれることにちなむともいう。いずれにしろ、
室町時代から継承されている古いものだ。
蛙おどりは「やすみ」「しこう」「いずまい」に分れ、順番に奉納される。最後の「いずまい」は、
三人の踊り手が一人ずつ締太鼓に合わせて扇を持って踊る。踊りは三、三、九度の繰り返しが基調で、
その踊る姿は単純で素朴ではあるが、なんともユーモラスに満ち充ちた楽しいものだ。
かつて、蛙おどりは南座、中座、北座という宮座が主体となって、各座に加入したばかりの末座の8人が踊り子として
奉納されていた。しかし、昭和四十一年(1966)より「住吉神社神舞奉仕会」が、さらに昭和五十四年からは
「住吉神社神舞保存会」によって継承され、現在に至っている。
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【撮影:2008年10月4・5日】
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