篠山の歴史・見処を訪ねる-82


細工所城跡








国道173号線の細工所交差点の東南にある山上にあり、天文年間末(1550年ごろ)に荒木城守氏香が築いた山城である。荒木城・井串城とも呼ばれて、本丸は約900平方メートル、内堀の長さ南北に61メートル、外堀は800メートル、堀切を設け、七つ谷、馬の背などと呼ぶ多くの谷や峰からなる壮大な規模のものだ。荒木氏は波多野氏に属して武勇を謳われ、明智光秀の丹波攻めが始まると最前線の任をになった。 しかし、明智勢の猛攻をうけ、徹底抗戦のすえに落城、降伏した。


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細工所城址に登る