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三嶋大社は、大山祇神と事代主神を祭神とする旧官幣大社である。『延喜式』では名神大社に列し、月次、新嘗の官紙幣に預かった。頼朝の信仰はその後も篤く、元暦元年(1184)四月糠田郷を献り、流鏑馬を奉納し放生会を行い、文治三年(1187)には社殿の造営を行った。また、頼朝妻である北条政子が奉納した「蒔絵手箱(宝物殿で見られる)」は国宝に指定されている。 ●大鳥居/●楼門から見た神楽殿/●三島大社本殿 |
四月に参拝すると、境内の桜が満開で「さくらまつり」が行われていた。また、三島大社のある三島市界隈は富士山さんからの伏流水が湧出していて水がとても美しい。有名な柿田川も徒歩圏内にある。三島大社の神紋は「折敷に三文字」だが、本殿の塞銭箱には「五七の桐」が金で据えられていた。とはいえ、三島大社ならではの折敷紋は、鳥居の隣にあった灯篭でちゃんと見ることができる。 ●桜が満開の参道/●塞銭箱に「五七の桐」/●灯篭にはちゃんと折敷紋 |