丹波の戦国時代を生きた国衆-31家の歴史を探る
戦国丹波国衆伝
・・・・・お陰様で完売しました・・・・・


【兵庫丹波の国衆】 足立氏・芦田氏・余田氏・吉見氏・荻野氏・赤井氏・久下氏・和田氏・中澤氏・酒井氏。細見氏・畑氏・大芋衆・荒木氏・波々伯部氏・波多野氏・籾井氏・内藤氏・小畠氏
【京都丹波の国衆】 夜久氏・桐村(大中臣)氏・塩見氏(附 横山氏)・上原(物部)氏・大槻氏・志賀氏・上林氏・片山氏・須知氏・蜷川氏・川勝氏・宇津氏


・A4版・124ページ
・お陰様で完売
(丹波新聞社 刊)
 ●少部数印刷のため、アマゾンなどのネット、   一般書店での販売はございません。
・価格:2,000円+送料370円

 丹波の戦国時代といえば、織田信長の命を受けた明智光秀と丹波に割拠した国衆たちとの戦いという括りで語られることが多い。確かに織田信長の登場は、丹波のみならず日本史の画期となったことは間違いない。しかし、そこに至るまでの乱世を一所懸命に生きた国衆たちの興亡の歴史がある。かれらは、先祖代々の名字(いわゆる家系)を称し、家の紋を幕や旗に描き、戦に備えて館や城を構えて乱世の荒波を乗り越えようとした。そんな丹波国衆たちの名字・家紋・山城を訪ね歩いて十有余年。
 その成果を丹波新聞紙上において、令和二年(2020)年八月より月1回、第1日曜日の掲載で歴史コラムの連載がスタートした。足掛け三年、多紀・氷上郡(いわゆる兵庫丹波)の国衆十九家の歴史を書き綴った。新聞での連載を終えたのち、コラムに書ききれなかった兵庫丹波の国衆の名字・家紋を追記、さらに京都丹波(天田・何鹿・船井・桑田郡)の国衆十二家を書き下ろして、戦国時代を生きた丹波国衆三十一家の家伝を編んだ『戦国丹波国衆伝』と題した本書ができあがった。
 振り返れば、丹波国衆のほとんどが武家として近世に生き残ることができなかった。油断ならぬ乱世に身を処して没落、あるいは滅亡の途をたどったかれらの歴史を知らずして、丹波の戦国時代は語れないのである。

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