宍粟って、どない読むのん?


 『しそう』とよみまんねん。『播磨国風土記』では宍粟でなく宍禾の文字が用いられてたりします。
 よみかたも風土記では『しさわのこほり』とよんでるみたいやね。むかし伊和の大神が領内を巡行してはったとき に、大きな鹿が舌を出してくんのんと出あいはってん。そこで、鹿(シシ)に会ったところからシシアワ、 つまり宍禾(しさわ)と名付けはったと書いてあります。
 しかし、宍は肉の意であり、禾は穀物であることから考えると、狩猟と農耕の生活を基盤とする地域的特色を郡名としたともいえるのでは…と、いってはる人もいたはります。

(山崎町史から)[山崎]
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