篠山の歴史・見処を訪ねる-今田町上立杭


上立杭の大アベマキ








胸高幹廻り5.4m、樹高28mという巨木で、環境庁の調査によると樹種別では国内最大のものという。幹にはツタウルシ、イタビカズラ等が着生し、また枝元にはヤマザクラ、アラカシ等が寄生し株の古さが実感される。大アベマキを神体とするかのように、稲荷神社が祀られ、神韻とした雰囲気が醸し出されている。また、兵庫県自然環境保護条例に基づき「郷土記念物」の指定樹にもなっている。
大アベマキのすぐ隣に現存最古で、いまも現役で活躍している立杭登り窯がある。長さ47m、9袋をもつ、よく古様を保った典型的な登り窯だ