篠山の歴史・見処を訪ねる-黒田


寸原の大欅






国道176号線を北上、篠山川を渡ってすぐの丹波橋の交差点を右折、舞鶴自動車道の高架を潜り抜けた右手前方の寸原(ずんばら)集落の中にある欅の巨木。その大きさは高さ十五メートル、幹回り八・五メートル、県下で三番目の大きさといい県の郷土記念物に指定されている。樹齢は三百五十年というが、地元の言い伝えでは、七百年以上といわれる。丹波橋の交差点そばの岡は少将山と呼ばれ、かつて千種少将の館があったという。大欅のある場所は、少将山と関連する豪族の館があったという伝承も残っている。