篠山の歴史・見処を訪ねる-69


籠坊温泉








羽束川上流の山峡、北には弥十郎ヶ岳、南には大野山連山が迫る山間の温泉。アルカリ性の炭酸塩類・鉄分を含んだ冷泉で、付近にあった大徳寺・福泉寺という二つの寺の籠坊を入浴療養者に宿坊として利用させたところから、篭坊温泉と呼ばれるようになった。自然に恵まれた癒しの空間ながら、廃業したと思しき施設が多いのがまことに残念なところだ。