篠山の歴史・見処を訪ねる-54


飛の山三四郎稲荷神社








諏訪神社後方の飛の山山頂近くに祀られ、五穀豊穣・商売繁盛・家内安全はもとより、勝利守護・合格成就の神としても崇敬を集めている。江戸時代、幕府の老中であった篠山城主青山忠裕は、毎年、将軍上覧の大相撲において、お抱え力士が連戦連敗でおおきに面目を潰した。ある年、篠山から参ったという飛の山三四郎ら八名の力士らが現れ連戦連勝、おおいに面目をほどこした忠裕は褒美を与えようとしたが見当たらない。のちに調べると、領内の稲荷神の化身とわかり、幟や絵馬などを奉納して感謝したという。社殿の近くは古墳群が存在、格好の散策路となっている。