篠山の歴史・見処を訪ねる-18


丹波杜氏酒造記念館








丹波篠山は酒造りに欠かせない杜氏を数多く輩出したところである。江戸時代中期、冬の農閑期を利用して現金収入を求めた「酒造出稼ぎ」が丹波杜氏の始まりで、最盛期には「灘五郷」をはじめ、全国各地に五千人余りの人々が酒造りに出ていたという。近代化によって酒造りも機械化され、昔ながらの技や道具も失われようとしている。記念館は篠山城の東馬出すぐのところにあり、丹波杜氏の歴史や活躍の様子、洗米・から熟成までの酒造工程を、パネルや音声で実感することができる。