篠山の歴史・見処を訪ねる-11


王地山公園








篠山城東方にある国民宿舎ささやま荘の一帯が王地山公園で、面積は約六万六千平方メートル、紅葉と山桜の名所として知られる。奈良時代末期、遷都をの候補地の一つに選ばれ、藤原黒智麻呂が下検分にきたことから「王地山」と呼ばれるようになったという。敷地内には「負け嫌い稲荷」、園寺公望の筆による「孤松台碑」、天下将節発祥地の碑などがある。篠山築城の際にも候補地のひとつに選ばれた。