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篠山の歴史・見処を訪ねる-10
開法山真福寺
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文禄二年(1593)、誓願寺覚山天誉大和尚の高弟岸空本柳和尚を開山として、八上下村に創建され東林庵と称していた。むかし小多田村にあった高聖寺が明智光秀の丹波攻めの兵火で焼失したが、高聖寺の本尊薬師如来像と阿弥陀如来像が難を逃れて岩上にお立ちになっていた。それを発見した岸空本柳和尚は、薬師如来像は善導寺に安置し、阿弥陀如来像を安置すべき寺として真福寺を建立したのだという。やがて、篠山城が築かれると、現在の地に移され現代に至ったものである。