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団扇紋

 団扇紋は大別して三種類がある。1)竹製の骨に紙をはった、いわゆる団扇、2)天狗などが持っている羽団扇、3)戦場で武将が采配に使う軍配団扇、である。また、とくに女性が使う飾りのついた美しい団扇を唐団扇という。古代では団扇と扇とははっきりした区別はなかった。中国では扇が団扇であったし、「万葉集」でも団扇を扇として歌ったものがある。
(軍配団扇)

【主な使用家】

 団扇紋は、宇多源氏支流の矢島氏、藤原氏支流の野田氏。羽団扇紋は、江戸時代の大名の米津氏、讃岐の筒井氏、肥前の高橋氏など。また駿河の浅間神社では、神紋として用いている。寺紋として採用している寺もある。軍配団扇紋は平安中期には用いられていたらしい。「源平盛衰記」に児玉党が旗印にしようしたことが出ているのが、はじめである。児玉党は当時武蔵を中心に勢力のあった、武蔵七党と呼ばれた武士団の中心的存在。児玉党から出た、小幡、倉賀野、本庄、岡野の諸氏が用いている。粟生田、真下、富田、久下、児玉、庄、奥平、猪俣の諸氏も使用している。軍配団扇紋は児玉氏の代表紋である。

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