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馬 紋

 馬は古くから、日本人の生活のなかに入っていた。埴輪にも見られるところで、朝廷でも馬の確保に力を入れ、各地に牧が設けられた。神の乗馬としても奉納され、いつか絵馬の奉納を生み出した。家紋としては、贄川・平野氏の「放れ馬」が古いものとされる。平将門の後裔とされる相馬氏は、下総の相馬から、陸奥の相馬郡に移り、中村地方という、馬の名産地に割拠した。その苗字と、領地が馬の名産地というところから「繋ぎ馬」を家紋とした。しかし、その図案は絵馬からでたもののようだ。(繋ぎ馬)

【主な使用家】

 馬紋を用いる家は、桓武平氏将門流の相馬氏とその一門だけである。平将門は関東で旗揚げし、謀反を起こした。天はこれを嘉し給うて、黒馬を下し、将門をはげました。しかし、この馬は、天与のもので普通の馬ではない。将門以外は乗ることができなかった。それで繋いでおくことにした。これが「繋ぎ馬」のもとという。
 馬紋を用いているのは、桓武平氏良文流の相馬・三田・神田・戸張・黒沢の諸氏である。名字はいろいろだが、将門の子孫に関係があるか、将門信仰をもっている家である。また馬紋は、「見聞諸家紋」を見ると、贄川・平野の二氏が用いている。「寛政重修諸家譜」には安部氏流の岸氏、未勘源氏の堀本氏が用いている。

神馬

細輪に馬



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