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月 紋

 月は古くから人々の想像力をかきたて、文学にも扱われてきた。平安時代には「竹取物語」のような名作が生まれた。また、平安貴族たちは、中秋の名月を仰ぎつつ、雅びな楽の音に耳ゐ傾け、和歌の会などを催した。一方、これとは別に、平安初期に最澄がもたらした妙見信仰がある。いわゆる妙見菩薩をまつる月辰の信仰である。戦国時代の武将伊達政宗も月を信仰したひとりだ。月紋はそうした信仰から生まれ、その美しさをめでて、あるいは尚武的な発想から用いられたようだ。
(月に霞)

【主な使用家】

 清和源氏義光流の佐竹氏とその一門が「扇に月」、「三日月」「半月」が藤原氏為憲流の天野氏、丹治・中山・黒田・加治・岩田の諸氏が「桝形に月」、桓武平氏繁盛流の岩城氏が「レンジに月」、瑳峨源氏渡辺氏は「夕顔に月」をそれぞれ用いている。また月と星を組み合わせた月星紋もある。こちらの方は桓武平氏良文流の千葉氏とその一門が使用している。

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