目結(meyui)紋
古代は布を染めるのに、ロウケチ、コウケチ、キョウケチの3種類があった。そのなかのコウケチが目結染といわれる。江戸時代には鹿子染ともいわれた。布を糸で括って染料に浸すと、括った目のところだけが白く染め残る。目結とは、この白く染め残った斑模様をさす。一つ目結から十六目結まである。この「目結紋」は佐々木一族のシンボルとして、多くの佐々木氏族がしようしている。
(隅立て四つ目結)
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【主な使用家】
近江源氏の佐々木一族がこの紋を使用している。この一族は近江佐々木庄を本拠とし、沙々貴神社を中心に栄えてきた。宇多天皇を祖神としているので宇多源氏ともよばれ、沙々貴神社の氏子は「目結紋」を用いる
京極、朽木、尼子、三上、伊吹などの佐々木一族の諸氏。日露戦争のとき203高地を陥落させた乃木大将も佐々木一族で「目結紋」を使用していた。
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十六目 |
隅立て一つ目 |
三つ目に一文字 |
平四つ目 |
持ち合い四つ目 |
丸に隅立四つ目 |
丸に平四つ目 |
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