横浜市戸塚区"三社歩き"で見かけた家紋。

 
浅間神社

 
苔縄城主の北条氏によって建立されたと伝わる神社。富士浅間神社の末社であれば「棕櫚の扇」かと来たいして詣でたが、神紋はどこにも見ることはできなかった。
●浅間神社参道●浅間神社社殿

諏訪神社

 
原宿交差点から藤沢に向けて国道一号線を歩くと、鉄砲宿に出る。そこに諏訪神社があった。諏訪神社といえば「梶の葉」が神紋である。境内を歩くと、手水鉢に「梶の葉」紋が浮き彫りに刻まれていた。戸塚界隈は、横浜市内とはいえ、田園風景が広がるまちで、道端に野仏も静かにたたずんでいたりする。
●諏訪神社社殿●手水鉢に「梶の葉」紋●道端の石仏

熊野神社/西立寺



三社めぐりの三つ目の神社は熊野神社である。隣に西立寺があり、明治以前の神仏双方を祀った名残が感じられる。熊野神社には、三つ巴が瓦に刻まれていただけだったが、西立寺境内に足を運ぶと、「三つ葉葵」の紋と「抱き茗荷」の紋があった。抱き茗荷は西立寺が浄土宗であることを表わし、三つ葉葵は徳川家ゆかりの家紋であった。家康も浄土宗を信仰していたこととの関わりが家紋から偲ばれる一角であった。
●熊野神社社殿●境内に「抱き茗荷」と「三つ葉葵」紋