讃岐にある「海の神様」-金刀比羅宮



「コンピラフネフネオイデニホカケテ、シュラシュシュー」の民謡でも有名。


 


初め、大物主神を祀り、往古は琴平神社と称した。中古、本地垂迹説の影響を受けて金比羅大権現に改めたと伝える古社。海の神さんとして、また「本堂」まで785段(奥社までは1386段)という石段の多さで有名。もっとも本当は786段。しかし「悩む」に通じるとかで途中一段下がって、785段になっています。本殿に向かう途中にある「旭社」は、その昔、森の石松が代参で金刀比羅宮に詣でた時、その壮大さに本宮と勘違いして、旭社に奉納を済ませてしまったとか。そのせいか、ご利益もなく帰りに殺されてしまった。お詣りは本宮まで行かないとご利益は得られないみたいですね。
●大門 ●旭社
 


高松の方から金刀比羅宮へ来ると、民家の屋根の、いわゆる城でいうところのシャチホコの部分が「帆掛け」のカタチになっている。昔、参拝者はこれを見て金刀比羅宮が近くなったことを知ったという。
●耳のある亀石 ●代参をしたという犬 ●ここで一段下がる