出雲国-神魂神社



風土記の丘近く、出雲国造の大祖天降の地と伝える。
 
神魂神社

 
祭神は、伊弉冊大神、伊弉諾大神である。神魂神社は、出雲国造の大祖といわれる天穂日命がこの地に天降られ、出雲の守護神として神社を創建、以来、天穂日命の子孫が出雲国造として二十五代まで奉仕したと伝えられる。国造の大社移住後も「神火相続式」「古伝新嘗祭」奉仕のためにいまも神魂神社に参向している。
●鳥居/●急な石段を登る/●拝殿の内陣



 
八重垣神社から車を走らせると、出雲風土記の丘に出る。八重垣神社を右へ出て真直ぐに走ると、熊野大社へと続く道がある。風土記の丘のなかの細い道を、走っていくと「この道は車は通行禁止なのでは?」と不安になる道の狭さだ。ひょっとして、本当は車両通行禁止だったのではなかろうか?
風土記の丘を抜けると、神魂神社である。鳥居から続く田圃のなかの参道を歩くと石段にぶつかり、そこを登ると本殿へと続く。境内はそれほど広くはないが、本殿は最古の大社造といわれるだけに荘厳な佇まいだ。そして、そこかしこに神紋である「亀甲に有の字」を見ることができたのも嬉しかった。
●内陣に神紋が/●境内にいわくありげな遺跡/●参道の石灯籠に刻まれた神紋