但馬国-出石神社



天日槍伝説をいまに伝える。
 
出石神社

 
出石神社の祭神は天日槍命と出石八前大神である。天日槍は、『日本書紀』によると、もと新羅の王子であったが、国を弟に譲り、垂仁天皇のとき八種の神宝を持って日本に来り、但馬国に定着したと伝えられる神である。神宝は『古事記』に、珠二貫、比礼(領布)四枚、鏡二枚とされ、これを伊豆志八前大神と称している。しかし、その創建の年代は詳らかではない。とはいえ、春真っ盛りの境内には桜が咲き誇り、結構もなかなかのものであった。
●楼門/●境内の桜/●拝殿



 
桜満開の境内では、花見を楽しむ人たちがいて、おだやかなものであった。その桜が咲き誇る一角に天日槍の碑がポツンと鎮座していたのも楽しい。さて、出石はそばの名所でもある。参拝のあとは市内にもどって、名物の出石そばに舌鼓をうったことはいうまでもない。さっぱりとしたいい味のそばでした。
●内陣に菊花紋が/●天日槍の碑/●出石そばを堪能する