高梨氏
石 畳
(清和源氏井上氏流)


 信濃国高井郡高梨を発祥とする清和源氏井上氏流といわれている。すなわち、源頼季の後裔井上満実の子盛満が高梨の地に住んで高梨氏の祖となったという。
 永正四年から七年にかけての「永正の乱」の過程で、高梨政頼は越後長尾氏と結んで上杉顕定を討つなど、長尾氏と密接な関係をもっている。政盛の孫政頼の代になると、武田信玄の勢力が北信濃にも及んでくるようになり、ついに信濃の所領を維持できなくなって、小笠原氏・村上氏らと越後の上杉謙信を頼って退却している。永禄四年の川中島の戦いには、上杉軍の先陣として、秀政・頼親ら高梨一族は活躍している。
 秀政はその後小笠原氏に仕え、遠江の高天神城で討死している。また、頼親は上杉景勝に仕えて、景勝の会津移封とともに、会津の地に移っていったという。

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■参考略系図




戦場を疾駆する戦国武将の旗印には、家の紋が据えられていた。 その紋には、どのような由来があったのだろうか…!?。
由来ロゴ
家紋イメージ


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